「チャングムの誓い」書籍版とテレビ放映版2006/10/25

NHKの放映は終わりに近づきました。
せっかちな私は結末を知りたくて近くの図書館から某出版社の「宮廷女官チャングムの誓い」(ユ・ミンジュ原著)を借りました。
かなり大胆な違いがあってびっくりです

たとえば、ミン・ジョンホに想いを寄せていたクミョンはテレビでは最高尚宮ですが、本では王の側室になっています。しかも妊娠した赤ちゃんは死産で、更に体内に死亡した胎児が残っていて母体が危ぶまれていたときにチャングムの治療で助けられています
叔母のチェ最高尚宮(テレビでは女官長)は医女に許されない行為をしたかどでチャングムに謀反の罪を着せようとして内医正のチョン・ユンスを唆せますが、ユンスは侍医女や当直医官達の反対に会い惠民署に追い出す程度に終わります。
ヨンセンは水刺間の尚宮ですが、提調尚宮の策略で王の側室にしようとします。しかし側室になることを拒み提調尚宮の思惑通りにはいきませんでした
チェ最高尚宮はチャングムを陥れるために姑息な手段をとります。
すなわち側室のクミョンに毒殺を企てたかどでヨンセンを謀反の罪に着せようとします。その背後で糸を引く人物がチャングムであると云ったために、チャングムにも逮捕状が出ます
これにもハン尚宮達を陥れた時と同様、チェ一族の手足となっていたヨンノが関与しています。

チャングムに治療を任せていた大妃は チャングムの逮捕を認めず逆にチャングムを陥れた人物の調査を命じます
結局、ヨンノが一切を自白し、
ハン尚宮達を陥れた首謀者がチェ最高尚宮やチョン・ユンスであることが分かり、更にチャングムの母のミョンイを殺害したことを自白した。謀反の罪で処罰が下され、チェ最高尚宮とチョン・ユンスは共に済州に流罪となり、更にチェ最高尚宮は身分を官婢に落とされる

テレビでは取り調べが始まる直前に逃亡しミョンイの墓の側の崖から落ちて死んでいます。
一方、クミョンは実家に戻され、庭で首を吊ってしまいます
チャングムは王の主治医にするも、死を予期したときチャングムを開放し、ミン・ジョンホと共に中国で暮らせるように取り計らっています。(テレビの方は、最終回を見ていないので分かりません)

以上は、クミョンと叔母のチェ尚宮やチョン・ユンスに限っての比較ですが、他にも大胆に違う箇所が随所に見られます。クミョンの叔母について云えば、彼女の最後はテレビより本の方がいいと思いました。あんなにチャングム一家を目茶目茶な悲劇に陥れた人物です。官婢の身分で反省させるべきでしょうね!

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://hosomori.asablo.jp/blog/2006/10/25/574156/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。