本邦初演のオペラ「妖精」!見ようかな? ― 2008/02/07
このオペラ団は我が国であまり演じられていないオペラも精力的に取り上げ公演していることでも知られる
ワーグナーのオペラに限っても、「恋愛禁制」が過去に上演された
リヒャルド・ワーグナー(1813年~1883年)のオペラといえば、「トリスタンとイゾルデ」や「ニーベルングの指輪」など後期の作品はあまりにも有名であるが、この「妖精」は若い頃に作られた初期の作品(1835年)である
このオペラの台本は劇作家C.ゴッツィによっており、これをワーグナーがオペラとして作曲した
しかし、この作品は彼の没後の1888年6月29日にミュンヘンで初演されており、あまり世に出ることの少なかった作品でもあった
ワーグナーは音楽家と同時に著述家でもあったので、「リエンチ」以降のオペラは台本から作曲まで一貫した作品になっている
そのせいか、ワーグナーのオペラの上演時間は一般的に長いですね
特に「ニーベルングの指輪」は超長!
ワーグナーの私生活も中々派手であったような事がワーグナーを紹介した書物に記載されていました
ワーグナーにとってリストは義父になっているなんて、遅まきながら知った次第
今回のオペラの詳細については、東京オペラ・プロデュースの公式ホームページに載っていますのでご覧下さい
「あの歌声を再び~」のテレビ放映 ― 2008/02/12
この番組は、甲状腺がんの摘出手術で声帯を動かす神経を切断された為に発声がままならなくなった歌手が、失われた歌声を取り戻すために日本で声帯機能回復手術を受けて懸命なリハビリを続けた2年間を追ったドキュメンタリー番組である
歌手にとっての生命線である声帯機能の損傷にも拘わらず、よくあれだけ回復しえたものと思うと同時に当人のたゆまない努力と彼をとりまく人々の支援に深く感動を覚えた
なお、この再放送は「BS-2」で2月14日(木)の16時より放映されるそうであるので、ご覧になってみては如何?
私は音楽に関してシロウトであるが、甲状腺腫瘍の手術では声帯機能の損傷が多々あるように聞いていたところであったので、一層、この番組に関心があった
(甲状腺腫瘍の宣告を受け、精密検査受診中)
手術技能の良し悪しに深く関係しているので、どこか良い病院がないかどうか目下パソコンを前にして情報収集をしている
そのような次第で、このブログの更新も手つかずといったところ・・・・<言い訳>
ワーグナーのオペラ「妖精」を観て ― 2008/02/19
会場は本邦初演である為か大入り満員の盛況を呈していた
このオペラは妖精アーダと人間の王子アリンダルの愛の物語で苦難の道をたどりながらも最終的には王子は人間世界の王国を妹達に託し,自身は不死身性を得て妖精の国で過ごせるようになったところで幕となる
中2回の休憩時間を含め3時間半程度の上演であったが,歌手達の時間を忘れさせてしまう程の名演技で観衆を魅了していた
また,舞台は回り舞台形式で妖精の国の庭園,森の中,魔法の城と庭園,アリンダル宮殿入口,王宮内の大広間,地霊の世界の洞窟の場面など思考を凝らしたものとなっており,また歌手達もその中で完璧に演技し得たのも演出家である松尾洋氏・八木清市氏の手腕によるところ大と思われた
妖精アーダと王子アリンダルの間に出来た子供たち,可愛かったな~~
将来,オペラ歌手あるいは役者として再び舞台に登場するのを楽しみにしています!
観客の中には時折「ブラボー」と声を張り上げる輩がいたのは残念であった
折角演じられている世界に浸って観ている時にそのような蛮声は許し難い
そう思うのは私だけなのかどうか皆様のご意見を伺いたいものである
最後になりましたが,このオペラ団の代表でオペラ演出家の松尾 洋 先生が亡くなられた旨の報道を目にしました
これからも私共に素晴らしいオペラ上演をされる事を期待した居りましたのに誠に残念でなりません
ご冥福をお祈りいたします
梅の蕾もほころんで ― 2008/02/27
梅 (海を見下ろす公園にて撮影 2008年2月22日)
散歩がてら出かけた公園で,先生に引率された園児達が冷たい風をものともせず元気よく縄跳
びや駆けっこをしていた
この公園には桜や梅が植えられているが,海に近いこともあって梅はわずかに咲き始めている
インターネットで梅前線がどうなっているか検索したが,桜前線はあっても,これはとい
った全国の梅前線の情報はヒットしなかった
梅で有名な
水戸の偕楽園のホームページ
の開花情報を見ると 2月26日現在 二分咲きだそうだ
杉花粉は昨年に比べ多く,すでにアレルギーの兆候を見せはじめている
いま一度,偕楽園の梅を観に行きたいとは思うが金欠病に侵されている身
では一寸無理かな・・・
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