ワーグナーのオペラ「妖精」を観て ― 2008/02/19
会場は本邦初演である為か大入り満員の盛況を呈していた
このオペラは妖精アーダと人間の王子アリンダルの愛の物語で苦難の道をたどりながらも最終的には王子は人間世界の王国を妹達に託し,自身は不死身性を得て妖精の国で過ごせるようになったところで幕となる
中2回の休憩時間を含め3時間半程度の上演であったが,歌手達の時間を忘れさせてしまう程の名演技で観衆を魅了していた
また,舞台は回り舞台形式で妖精の国の庭園,森の中,魔法の城と庭園,アリンダル宮殿入口,王宮内の大広間,地霊の世界の洞窟の場面など思考を凝らしたものとなっており,また歌手達もその中で完璧に演技し得たのも演出家である松尾洋氏・八木清市氏の手腕によるところ大と思われた
妖精アーダと王子アリンダルの間に出来た子供たち,可愛かったな~~
将来,オペラ歌手あるいは役者として再び舞台に登場するのを楽しみにしています!
観客の中には時折「ブラボー」と声を張り上げる輩がいたのは残念であった
折角演じられている世界に浸って観ている時にそのような蛮声は許し難い
そう思うのは私だけなのかどうか皆様のご意見を伺いたいものである
最後になりましたが,このオペラ団の代表でオペラ演出家の松尾 洋 先生が亡くなられた旨の報道を目にしました
これからも私共に素晴らしいオペラ上演をされる事を期待した居りましたのに誠に残念でなりません
ご冥福をお祈りいたします
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