「イグ・ノーベル賞」?2006/10/07

ニュースを漁っていたら、パット目に飛び込んだ記事 ハーバード大学での「イグ・ノーベル賞」授賞式
ふざけていると思いきや ノーベル賞を貰っている人々も出席しているとの事。
科学への関心を高めた研究に贈られるのが、この賞だそうだ。
受賞内容はと見ると、なんとも研究内容がふるっている。
  • 鳥類学賞:「頭を振り続けるキツツキはなぜ頭痛に見舞われないのか」
  • 栄養学賞:「フンコロガシの食嗜好(しこう)について」の研究 
  • 音響学賞:「爪(つめ)で黒板をひっかいた時に発生する音が嫌われる理由についての実験」
  • 数学賞:「グループ写真を撮る際、目を閉じた人が1人もいない写真を撮るためには、
                何枚撮影する必要があるか」
  •  
  • 物理学賞:「乾燥スパゲティを曲げると、しばしば2つ以上の部分に折れてしまうのはなぜか」
  • 化学賞:「温度影響を受けるチェダーチーズの超音波速度」についての研究
  • 生物学賞:「マラリア媒介蚊のメスが、リンブルガー・チーズと人間の足のにおいを好むこと」を提示
  • 文学賞:「必要性に関係なく用いられる学問的専門用語がもたらす影響について
              ──不必要に長い単語の使用における問題」の研究 
  • 医学賞:「直腸刺激による、しつこく続くしゃっくりの停止」の研究
  • 平和賞:高周波雑音発生装置「モスキート」の発明
特にユーモラスだと思ったのが、最後の平和賞である。
この装置は「年寄りには聞こえず、若者だけに聞こえる高周波の雑音を利用した「若者よけ」の装置で、本来は英国の若者が店の前でたむろするのを追っ払うために作られたそうだ。
この装置の音が若者しか聞こえない事を利用して携帯電話の着信音にすれば、教室内でも教師に感ずかれない。それが欧米で大流行した理由だそうである。この逆発想があったからこその受賞であると思う。
なんとユーモラスなことか・・・・