金融トラブルに関する講演を拝聴2006/10/21

昨日、社会的に大問題になっている「多重債務・やみ金融」についての講演を聴いてきました。
講師の宇都宮健児弁護士(NHKでも活動状況について紹介されている)は、さら金から借金して返済が追いつかなくなって、つぎつぎと別のさら金から借金を繰り返すという いわゆる多重債務に陥ってしまっている人の救済や対策で大活躍されておられ、テレビや新聞でもお話されていますので、ご存知の方も多いでしょう。そこで、ご講演内容の詳細は省略するとして、その話の中で特に印象に残ったことを、配布資料に書かれていることも含め幾つかあげてみることにします。

①貸金業者(さら金の会社など)も貸金業規制法に基づいて知事の免許を持っている
    またテレビでも安心感を植え付けるようなCMを流しているため、安易に金を借りてしまう。
    免許を持っているからといって過信するな

②テレビでCMを流している間は、そのテレビ局はスポンサーに不利になる報道をしないので注意すること

③多重債務者がどのようにこの難局を切り抜けるか弁護士を紹介するという紹介屋、買取屋、提携弁護士
    ・提携司法書士による二次被害も増えているので注意した方がよい。
    NPOの傘をかぶって暗躍しているケースもあるので特に気を付けること。
    多重債務問題の窓口としてしっかりした機関
    ・日本弁護士連合会の相談窓口 電話03-3580-9841
    ・日本司法支援センター 電話0570-078374
    ・日本司法書士会連合会 電話03-3359-4171
    で相談を受けること 。

④さら金から10年近くも返済しつづけている場合は、弁護士を通じれば逆にさら金業者から払いすぎた
    金が戻ってくる。


⑤多くの人がクレジットカードを持っているが、クレジット会社の金利は高いので気をつけること。
    また、その契約内容に受取人を会社にした生命保険が掛けられているかどうか注意すること

     注) このブログを書くために新聞情報も当たってみたところ「命担保」云々の報道記事を目にしました

⑥夜逃げしても住民票を移したりすると、さら金業者は確実に取り立てに来る。
    (住民票は誰でも理由があればみることが可能)

 その他 借金取りの乱暴な口調の脅し電話の録音テープも聞かせてくれましたが、連日連夜の脅迫電話を受けた債務者が自殺に追い込まれることもうなずけました。
また、さら金地獄の模様・命担保と自殺による貸し金回収など連日のように報道されるようになりました。今、グレーゾーンの金利が国で検討されているようですが、ざるの目が荒くならないように願いたいものです。